映画15:劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語

劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語、201311。116分。

http://www.madoka-magica.com/



完全新作の新編ではあるものの、ストーリー自体はテレビ版を下敷きにしているので何も知らずに足を運ぶと登場人物の立ち位置が分からないので要注意。自分は初回放送時に1回だけみた程度だったので、本作公開前後でTBSで総集編と言える劇場版前後編を放送してくれたのは助かった。

新編は賛否両論云々という話を聞いていたので、どんだけひっくり返してくるのかと思って足を運んだのけれども、いたって真っ当というか、きれいにまとまった印象が強い。個人的に好む作風にマッチしてたというのもあるのだけれど、TVシリーズにプラスの新編で1つの作品に仕上がったと思う。

新編の実質的な主人公は暁美ほむらは自らが持つ時間遡行の能力を使って運命を変えようとする。この運命を変えるという点では、同年に放送された「輪るピングドラム」もそう。こちらは「運命の乗り換え」を試みているほか、地下鉄サリン事件とイメージさせる設定や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の引用もあった。

タイムループというかパラレルワールドへの改めて言うまでもなく他にもあるのだけれど(例えばドラえもんにもパラレル西遊記もあった)、 自分が観てきたものの範囲で印象に強く残っているのは新スタートレック163話の「無限のパラレルワールド」。また、舞台では2009年に上演されたモダンスイマーズの「トワイライツ」が非常に良かった。

前者はそもそも163話まで観続けているという点を割り引く必要はあるものの、平行世界に生きる人々の運命の違いをまざまざと感じる部分が。後者は再演は今のところされていないので多少過剰評価になっているところはありそうだけれど、暗転するたびに時間が巻き戻りつつ、登場人物たちの運命がどこか違い、悲運で終わりを告げていくのが印象に残っている。

話を戻して、こういうタイムループものは安易なテーマの1つとも言えるのかもしれないが、それがカチッとハマった時の面白さがたまらないテーマの1つとも言えるんでしょうな。そういう意味で、 暁美ほむらが主にTVシリーズで繰り広げた時間遡行の旅の末に新編でそれを自分で飲み込んで終焉を迎えさせるのは、本作の終わり方としては最良なような気がした。 

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