ポツドール「夢の城」を観る

ポツドール「夢の城」@東京芸術劇場シアターウエスト、20121117。4000円、80分。
http://www.potudo-ru.com/
http://festival-tokyo.jp/program/12/castleofdreams/
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前回のモダンスイマーズに続き、こちらも再演もの。とは言え、個人的には初見。
客席から舞台への視点は、高速道路や電車に乗っていると、その通りに面したマンションに住んでいる人が何気なし見えるような感覚を持たせてくれる。
そこに住むのは複数の男女。渋谷や繁華街、それにドンキホーテあたりで時たま見かける残念な集団をさらに残念にしたような、そういう男女たち。言ってしまえば、下層の更に下層の人々。
この公演は台詞のない無言劇ではあるものの、演者たちが演じる彼、彼女らが思うがまま行動するさまは言葉は不要だというほどに刺さってくる。喧嘩、食事、セックス、ドラッグとたった一部屋の事柄ながら、思うがままに行動している。
特に食事のシーンなどは、人、というか猿山で餌を与えられた猿達にも見え、滑稽さの反面、生き方次第ではそれが当然という場合もあるのかもしれないと思うとゾッとする。
これまで観てきたポツドール作品の中では上映時間は短めだけれど、その重さは変わらず。
次の日本での公演時期は未定。関心のある場合は、WOWOWで「おしまいのとき」、それに主宰の三浦大輔が作・演出の「裏切りの街」が時たま放送されるのでそれらをみるか、同じく監督作品の映画版「ボーイズ・オン・ザ・ラン」あたりがオススメ。

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