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演劇02:ミクニヤナイハラプロジェクト「シーザーの戦略的な孤独」

ミクニヤナイハラプロジェクト「シーザーの戦略的な孤独」@吉祥寺シアター、70分。201402、2800円。
http://www.nibroll.com/myp/caesar/strategic_loneliness.html



2010年10月の「幸福オンthe道路」以来のミクニヤナイハラプロジェクト。畳み掛けるように発せられる台詞と動きのスピードはより速度を増したようにも思え、70分ながら役者陣の台詞量は2時間以上分なのではないかとも思う。
シーザーにある通り、「ジュリアス・シーザー」が元にあるものの、ストーリーは近未来の日本が舞台。ある耐性をもった男と元男の女が働くある施設、それに普通の耐性しかない男が現れる。このうち、1人目の男はときに自分を失い、凶暴な性格になるものの、空を見上げることで本来の自分を取り戻す。
本作で描かれる耐性が何に耐えられるかという具体的な明示はなかったと思うのだけれど、近未来の日本ということで福島第一原発事故による放射能を指していることが想像される(このあたりは矢内原氏のインタビューでは言及されていた)。

上述の通り、毎々ながらテンポが早く、あとから重要な台詞を見落としてるのではないかとも。戯曲が出るようであれば、改めて読んでみたい。そこから分かることがあるのかもしれない。
作・演出:矢内原美邦
出演:足立智充、光瀬指絵、本多力

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