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オリジナルキャストで再演となった野田地図「エッグ」:舞台芸術03

野田地図「エッグ」@東京芸術劇場プレイハウス、約2時間15分。201502、9800円。
http://www.nodamap.com/egg/
http://www.geigeki.jp/performance/theater068/


野田地図「エッグ」

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オリジナルキャストで再演となった「エッグ」

2012年9月から10月にかけて初演され、今回の再演に至った「エッグ」。妻夫木聡や仲村トオル、深津絵里を始めとした主演キャストはオリジナルのまま。アンサンブルキャストの入れ替わりはあったようですが、前回公演と比べてどうこう…という意見はほぼ出ない贅沢な再演と言えそう。
舞台を支えるスタッフ陣も同様で、椎名林檎作曲による音楽も引き続き。ミュージカル、ということではないものの、歌手活動もある深津絵里(高原里絵名義の場合も)を中心に歌唱シーンも生歌を交えつつ、通常の野田地図公演にプラスして舞台を盛り上げる要素でしょう。
ストーリーや演出自体は前回公演から大きく時間が経っていないせいもあり、ほぼ同様。後半につれて、第二次世界大戦中のとある事柄との繋がりが明らかになっていきます。前回公演から変わったかなと思った点は、そのヒントとなる数字が選手のゼッケンとして明示的に出ていたこと。
これはWOWOW放送分を見返してみる必要はありますが、ストーリー前半からそのヒントを出し、観客側に何かを想起させようとするのは演出の意図として時代や心境の変化があったのかもしれません。といいつつ、前回公演もゼッケンがあったら、このコメントは無意味になりますが(苦笑)
物販品としてはパンフレットは新規。CDの収録楽曲は前回と同様ですが、パンフレットとセットパッケージの収納ケースがちょっと豪華になった印象も。
次回公演は2016年早春!とまた先ですが、その間にプラス公演を期待しつつ、過ごしたいなと。
作・演出:野田秀樹
音楽:椎名林檎
出演:妻夫木聡、深津絵里、仲村トオル、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、野田秀樹、橋爪功
MIWAも同時収録の戯曲集も。

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