京王・井の頭線沿線から成田山新勝寺に行くにあたり、調べてみると「TOKYO探索きっぷ」と「成田開運きっぷ」の組み合わせがオトクだったので備忘がてらメモ。
都営1日乗車券と提携私鉄の往復運賃が2割引き
「TOKYO探索きっぷ」は都営交通の1日乗車券と、提携私鉄の往復割引券がセットになったきっぷです。提携私鉄は京王線と東武線(東上線除く)、つくばエクスプレス。
京王線の場合、きっぷの往復運賃が2割引きに。また、都営1日乗車券の対象は都営地下鉄に加え、都電や都バス、日暮里・舎人ライナーとなり、700円の「都営まるごときっぷ(1日乗車券)」と同等。なお、実際には上記写真の券に加えて、往路用のきっぷと復路兼1日乗車券用のきっぷが合わせて発券されます。
TOKYO探索きっぷ(東京都交通局)
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/fare/otoku_tansaku.html
TOKYO探索きっぷ 運賃表(京王電鉄)
https://www.keio.co.jp/train/ticket/profitable/price_tokyo.html
例えば、明大前あたりから乗った場合、TOKYO探索きっぷは930円。一方、成田山新勝寺に行く場合、都営新宿線の本八幡駅までと新宿線の全区間に乗車する必要があるため、明大前〜本八幡までの通常運賃はIC運賃の場合でも片道503円。往復では1006円となるため、この段階でTOKYO探索きっぷがオトクとなります。
さらにTOKYO探索きっぷは入場料割引などが受けられる「ちかとく」の対象でもあります。今回のように成田山新勝寺に向かうためのイレギュラー手段ではなく、純粋にTOKYOを探索する場合であってもオトク性は高いかなと。例えば、チンアナゴでお馴染み(?)のすみだ水族館だと、ソフトドリンクサービスを受けられたりするようです。
ちかとく
http://chikatoku.enjoytokyo.jp/
京成利用なら使っておきたい「成田開運きっぷ」
また、京成線を利用して成田山新勝寺に行く場合は、往復きっぷの「成田開運きっぷ」も忘れず活用したいところ。
成田開運きっぷ
https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/ticket/naritakaiun/
今回は都営新宿線の本八幡駅から、京成本線の京成八幡駅から成田山新勝寺の成田駅へと行ったので、成田開運きっぷの料金は1,000円。下記PDFではきっぷ運賃比較で往復200円オトクと記載されており、IC運賃でも194円ほどオトクになる計算です。
成田開運きっぷ料金表(PDF)
ちなみに乗車駅によって割引率が変わるのですが、京成八幡駅よりも東京寄りの駅のほうが割引額が低かったりするのは何とも不思議。
そしてさきほどのTOKYO探索きっぷと同様に優待特典も。
優待特典一覧
https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/ticket/naritakaiun/tokuten/index.html
今回は昼食をとった菊屋で粗品(お守り?)をもらったり、成田ゆめ牧場でアイスを割引購入(380円が330円に)したりしました。
最近は自動改札もIC専用機が増えており、きっぷ対応機が少ないのがこの手のきっぷを使う際の難と言えば難ですが、それでも出費を抑えられたり、特典を受けられるメリットを加味すると利用する価値は大いにあると言えそうです。
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