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【演劇】モダンスイマーズ「ビューティフル ワールド」が最高すぎた

モダンスイマーズの新作公演「ビューティフル ワールド」を東京芸術劇場 シアターイーストで観劇。

チケット代は3,000円。上演時間は前半1時間5分、後半1時間の約2時間5分(途中休憩10分)。

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重いテーマから、滑稽さを浮かび上がらせる秀逸な作品

「ビューティフル ワールド」は、ある理由で引きこもってしまった40代の中年男性と、娘を持つ愛さず、メンタルに揺れのある主婦を中心に描いた作品。

フライヤーや作品紹介等に「純愛、なのか。」と記載があるように、単に純愛では終わらない本作。どこか重く、精神的疲労を持つ男女があることをきっかけに寄り添うあう関係になる前半。

そこから休憩を挟んだ後半。その関係に変化が起きるとともに、2人を取り巻く人間たちの本来の関係性が見えてくる。

そこに浮かび上がってきたのは、主人公の男が見て感じていた世界とは異なる現実、人間関係に男女関係。モダンスイマーズらしい、男たちの滑稽さも浮かび上がり、思わず笑ってしまう。

新世紀エヴァンゲリオン(劇中のBDパッケージから言えば、ヱヴァンゲリヲン新劇場版)、宇多田ヒカル、ドラゴンクエストから、YouTubeにInstagramと、平成と今の要素も盛り込まれており秀逸。

特のキーとなるのは、本作タイトルにもある宇多田ヒカルの楽曲(特に「Beautiful World」と「桜流し」)やエヴァンゲリオンのあるシーンを想起させるようなセリフやストーリー展開。

それらが堂々と出てきているようで、本作の世界観を全く壊していないのは素晴らしいに尽きる。

作・演出:蓬莱竜太 出演:津村知与支、小椋毅、生越千晴、古山憲太郎、西條義将、吉岡あきこ、成田亜佑美、菅原大吉

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